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更新日:2025.04.14

高校生の底力に圧倒された夜

      ~未来を切り拓く「ビジネスアイデアコンテスト」~

先日、テレビで偶然目にした番組「ビジネスアイデアコンテスト」。
企業や団体が出題するテーマに対して、高校生たちがチームを組んで課題解決に挑む、全国規模の探求学習プログラムとのこと。
今年でなんと11回目を迎えたそうですが、今回は過去最多となる3,136チームが参加。
正直、「高校生でここまでできるの?」と目を疑うほど、大人顔負けのプレゼンテーションにただただ圧倒されました。
 
今年のテーマは『Be Adventurers』。
「新しいアイデアやビジネスモデルを探求する中で、自分自身の未来への道標を見つけてほしい」という願いが込められているそうです。
高校生たちは半年以上かけてチームでアイデアを練り、6つの審査項目――「情報収集力」「テーマ分析力」「実現可能性」「持続可能性」「社会的影響力」「新規創造性」を評価されながら、決勝大会のわずか10チームの座を目指します。
そこには、悔しさに涙する姿もあれば、喜びで涙をこらえきれない瞬間も。
「マイナビキャリア甲子園」というタイトルに込められた意味が、少しわかった気がしました。
 
中でも印象に残ったのは、災害支援をテーマにしたチームのプレゼン。
廃棄されがちな災害時の物資を有効活用することで、支援する側・される側双方の負担を軽減するECアプリを提案。
さらにその先には、廃校を地域の交流拠点として再活用するビジョンまで描かれていて、どこまでも希望に満ちたアイデアを、生き生きと語ってくれました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002139.000002955.html

スマホやITツールを自在に使いこなす若者だからこそ生まれる斬新な発想。
それを真剣に受け止め、期待する企業側の姿勢もまた、時代の変化を感じさせるものでした。
そして何よりも心を打たれたのは、彼らがチームで取り組み、大勢の前で自分の想いをプレゼンするという【教科書では学べない体験】をしていること。
この経験こそが、きっと社会に出たときに大きな力になる――そう確信しました。
もちろん、決勝に進めるのはほんの一握り。でも、「考える力」「伝える力」「やり抜く力」は、参加したすべての高校生の中に残るはず。
こんな素晴らしい体験を、しないのは本当にもったいない。

そして思うのです。
これからの未来のために、たとえ規模は小さくても、こうした挑戦の場をもっと増やすべきではないかと。
私たち大人も、やる前から「無理」と決めつけたり、面倒くさがったりせずに――
新しい発想を持ち、まず一歩を踏み出さなければ。
気づけば、時代のスピードに置いていかれてしまいそうです。