お役立ち情報Blog

更新日：2025.03.16

安全対策・意識

最近、立て続けに業務中の事故による悲劇が報じられています。ただの怪我では済まず、尊い命までも奪われてしまうケースが後を絶ちません。
特にショッキングだったのは、つい先日のニュース。19歳という、未来ある若者が機械に巻き込まれ、帰らぬ人となってしまいました。
なぜ、決められた手順を守らず、機械を完全に停止させてから作業をしなかったのか？ 悔やんでも悔やみきれません。
 
工場は、こんなにも命の危険と隣り合わせの場所なのでしょうか？
「今までは何もなかったから大丈夫」 「いちいち機械を止めるのは非効率で面倒」
そんな“慣れ”や“油断”こそが、最も事故を招く要因です。
しかし、それだけが原因でしょうか？
企業として、従業員を守る体制が本当に万全だったのでしょうか？
見て見ぬふりをしていませんか？
日頃から危険意識を徹底的に教育し、意識づけをしていたのでしょうか？
一人作業ではなく、複数人での確認を義務づけていたのでしょうか？
マニュアルだけではなく、現場ごとのリスクを共有し、慣れによる手抜きが起こらない仕組みを作れていたのでしょうか？
事故が起こってからでは遅いのです。
 
役員や外部の視察時だけ形ばかりのマニュアルを使い、普段は適用されていない、そんな職場になってはいませんか？
会社は従業員を守る義務があり、従業員もまた会社を支えています。
「このルールは誰のためにあるのか？」
これ以上悲しいニュースを聞きたくありません。
一つひとつの取り決めに込められた意味を、改めて見つめ直すべき時です。
お役立ち情報一覧に戻る