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更新日:2023.02.06
雪の冷たさより人の心の冷たさを感じた日
先月、10年に一度の今季最強の寒波到来と言われ、各地ではこれまで以上の寒さと大雪となったこの日、代表と共に仕事の帰り道、ホワイトアウトで視界が白一色になり、初めてこの現象の恐怖を体験しました。
どうにかこうにか車を走らせ戻ってくる途中の路面はスケートリンクのように凍結し、先には車の渋滞が見えました。停止するのもやっとな状況です。反対車線は登り坂の途中で滑って完全に動けなくなった車がおり、その後ろにも長蛇の列が・・・辺りは既に真っ暗になっていましたが、自分達の車線の車も全く動きませんが、反対車線の動けなくなった車も、もがいていますがタイヤが滑るだけで全く動きません。
暫くこの状態が続き、時折襲ってくる猛吹雪で車は揺れるし、とても不安でした。
この時見たものは、周りの人の見て見ぬ振りです。
動けなくなっている車の真後ろの男性の方、携帯を見ているだけ。その後ろの方達も車の中からのぞき込む程度。
女性の力でどうにかなりそうもなく、歯がゆい時間でした。
見かねて、運転していた代表が自分達の車線が動きそうに無いのを確認して、猛吹雪の中応援に出ました。それから30分が経った頃にようやく、2~3人程の男性が様子を見に来て、自分の持ち物を持ち寄ってあれこれと試したようですが、なかなか動かせません。
なぜ、もっと早く行動を起こせなかったのだろう?直ぐに男性が力を合わせたら動いたのでは?
こういった行動には勇気がいることでもあるとは思います。ましてや、大雪の中。
けれど、巻き込まれたくない、誰か他の人がやるだろう!…と言う気持ちの人が大半だったのではないかと思いました。
もし自分だったら・・・と考えたらどうでしょうか?悲しくないですか?
ずっと携帯を見ていた方の気持ちは理解できません。
私自身も正義感が強いわけではないし、見て見ぬ振りという悲しい心は潜んでいると思いますが、この日、人に対しての無関心さを目の当たりに見たショックは、とても大きかったですね!
どんなご時世になっても、見て見ぬ振りはしてはならないし、助け合う事っていい事だと思える人が増えることを強く願います。
自分もそうでありたいし、子供たちにもそうであって欲しい。
改めて考えさせられる、ひと時でした。